1960年〜1980年頃に製造されたアナログシンセサイザーは、気温の変化(厳密には、機体内部の熱変化による回路構成部品の特性変動)が回路に大きく影響したため、まるで管楽器や弦楽器のような演奏時の調律が必須であり、演奏者やスタッフの悩みの種となっていた。たとえば、初期のYMOのコンサートでは、開演の数時間前から本番と同様の照明を当てて、本番での温度変化がないようにされた。その対策として、チューニングの自動化をしたもの(オートチューン)や発振器部分だけをデジタル化(デジタルコントロールドオシレータ、DCO)したものもあった。
1970年代後半にはポリフォニックシンセサイザーも登場した。だが、和音を出したり凝った音色を作るためには、必然的に高価で大規模な電子回路が必要となる。1980年代後半には、安価なデジタルシンセサイザーの発売により出荷台数は減少したが、アナログ・シンセサイザー自体の特徴的な音色や直感的な操作性はデジタル登場後も定評があり、その結果、アナログシンセサイザーとデジタルシンセサイザー双方の良さを集約したハイブリッド・タイプも登場している。
古いアナログシンセサイザーの音色に独特の暖かさや華やかさがあるとして、アマチュア・プロを問わず現在でも愛用する
北海道出会いは多い。だが、時代の変化につれ古いアナログシンセサイザーに用いられた電子部品が入手困難となり修理しにくい状況が発生している。純正部品が手に入らず「電子部品」として等価ではあるが型番の違う別のパーツを使用すると、修理の結果もと通りの性能・機能・「味わい」が薄れて「楽器」としては等価でなくなってしまうとして問題視する演奏者も少なくない